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日本のアパレルは95%のパクリと5%のオリジナルで成り立ってる話

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日本のアパレルは95%のパクリと5%のオリジナルで成り立ってる話
こんばんは!

今日車を走らせていたら、面白い物を見つけました。
太陽光発電パネルが『コーヒー豆』になってるんです。

ちゃんと喫茶店+コーヒー豆販売店で、
本格的な店でした。
広告に発電にもなるし、すげえアイデアだなぁ。。

さて今日はコーヒーの話から一転。
8年アパレルメーカーに関わってきて見えてきた真実の話をします。
いつか言いたくて仕方が無かった!

それではGOOOOO!!!!!
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日本のアパレルは95%のパクリと5%のオリジナルで成り立ってる話


疑問


アパレルデザイナーって
どうやってデザインしてるか知ってますか?
毎週新しい服が店頭に並んでる世の中です。
どんだけデザインしてるんだってぐらい服は溢れています。
特殊な才能を持った人がやる職業なんだろうな~とか思ってませんか?



そんな事は無いです。やり方があるんです。






デザイン方法の一般的なイメージ


デスクに向かってう~んと唸りながら、
テーマに沿ったイメージの建築物や風景、
素材などを眺めながら、
デザイン画を描いては消し、描いては破り、
やっと完成。
パタンナーと打ち合わせをして、
ギリギリまで良いデザインになるように
トワル作成→修正→修正→修正
試行錯誤を重ねて展示会へ向かって走り続ける。



大体合ってます。
大半をこんな感じでデザインしてるのはデザイナー全体の5%くらいです。
完全にオリジナルですね。
独特の世界感があって、それに準じたデザインになります。




では残り95%のデザイナーはどうやってデザインしてるの?
そこに日本アパレルの真実が隠されています。





残り95%のデザイン方法


有名ブランドの最新で使えそうなデザインを集めまくる。
さらにPC・スマホでポチポチ検索して使えそうなデザインを集めまくる。
最新の雑誌を沢山買って、使えそうなデザイン切り抜きを集めまくる。
工場から製品サンプルを大量に借りてくる。


集まった大量のデザイン。


チーフデザイナーが今回のテーマに沿って
使えそうなデザインをピックアップ。
デザイナーはそのデザインの写真を貼って、
デザイン画を描く。



全く同じだったらパクリになっちゃうから
少しだけデザインを変えなきゃね。


裾にシフォンが付いてるけどレースにしよっと。
このビーズ可愛いからちょっと変えてっと。

5分でデザイン画完成。


チーフ確認→Ok


パタンナーに指示。

写真貼ってあるからわかりやすいよね。
裾レースにするだけだから、
この写真のイメージでパターン作ってね。

トワル完成。

うん可愛い!サンプル作ってね。
刺繍屋さんにこの写真の感じで
サンプル作って貰わなきゃね。




全く同じだったらパクリになっちゃうから、少しだけデザインを変えなきゃね。





いやいや、パクリでしょ?これ?





本当にこんな感じなの?


本当です。


実際に百貨店を見ていると、数万する服でも、
確実にあの有名ブランドのパクリだなって服が大量にあります。


有名じゃないブランドのデザインパクっても、
そもそも誰にも気づかれない。


百貨店でパリ・ミラノ・NYコレクションの超個性的なデザインをまるまるパクってる服見ると、
うわ~プライド無いのかこのブランドと思ってしまいます。


でも消費者目線で見たら、世界のコレクションなんてチェックしてないし、わぁ素敵なデザイン!で終わりますが、もし知ってても、何十万レベルの服は買えないけど、数万で楽しめるならOKと割り切ります。




大手アパレルメーカーだとこの傾向は顕著に表れます。




物凄く個性的なブランドはともかく、
ちょっとオシャレな人を対象にした上代2万~4万くらいがメインのブランドなどはモロに出ます。


同じ社内で、同じトレンドセミナーを受けて、
同じ生地屋を見て、同じコレクションをチェックしてるので、
展示会の時、ブランドは違うのに、
どう見ても同じデザインをパクった服が出たりするんです。





クッソ萎えます。




自分が関わって無い服でも、
これ可愛かったよね~とか褒め合ってて
さらに萎える。気持ち悪い。




なんだそれ。






次の流行は100%決まってる件


【流行カラー決定】
時代背景や世界の流れ、
前回からの変化で決まる。

【海外の生地開発スタート】
デザイナーと工場ががっつり試行錯誤して
新しい記事が開発される。

【海外で生地の展示会スタート】

【海外のコレクション発表】

【日本の生地屋がコレクションを参考に生地作りスタート】
生地屋「ほほう、この辺のやつとか作れそうだな。」

【生地屋が大手メーカーに営業】
生地屋「今回のコレクション参考にしてこんな生地作ったんですよ。」
デザイナー「へーこれいいね。」

【日本のデザイナー行動開始】
デザイナー「ふーん今回はこんな感じが流行るんだ。」

【日本の各社が展示会スタート】

【広報がファッション誌編集者に展示会商品見せる】
広報「今回はこんなテーマでこんな感じなんです。」
編集者「ほうほう、こんな感じが流行るんだね。記事にしよう。」

【新作販売開始】
【ファッション誌販売開始】
【TVで今年はこんな感じが流行!と放映】

【消費者行動開始】
流行に乗る人は乗る。


と、ざっくりこんな流れで
流行は確実に決まっています。



この流れから離れれば、一般向きじゃない服になります。
ファストファッションとかは完全に流れに乗ります。
1万切る値段で気軽にファッションが楽しめるゾーンが誕生しました。
色々言われてますが、俺は賛成派です。お金無いもん。



大手は特にこの流れに乗らないと、安定出来ないので、
どうしても流行に乗るしか無い。



その流れを知っている大手のチーフデザイナーは
そのやり方に特化した方法を使います。
それが、先程のデザインの写真を集めまくる方法です。






大手のデザイナーの教育方法


チーフデザイナーはデザイナーを教育します。

写真があればどんなデザインか想像しやすいでしょ?
パタンナーにも指示しやすいでしょ?
参考写真無くてどうやってデザインするの?
どんな感じがわからないでしょ?
この方が早くて正確でしょ?
売れるかわからない物は作れないでしょ?



と、こんな感じです。


そのデザイナーが何年か経ってチーフになりました。
自分が教えられたやり方でチーフまで登ったんだから
同じ、写真を集めまくる方法で教育します。



無限ループです。






そんなブランドに5%のデザイナーS君が入社したらどうなる?


【入社してすぐ】
テーマに沿ってデザインを考える。


デザイン画を描く。


チーフに見せる。


チーフ「参考写真見せて?」


無いです。


チーフ「は?何を参考にして描いたの?」


テーマからのイメージなので何も参考にしてないです。


チーフ「これじゃわからない。似たような写真でいいから用意して。」


はぁ、わかりました。(写真無いとわからないの?なんだこれ?)





【とあるスタンダードなロングカーディガンの企画】

こんな感じでどうでしょう?75㎝丈です。


チーフ「参考写真は?参考サンプルは?」


え?


チーフ「え?じゃないよ。参考になるものが無いと伝わらないって言ってるでしょ!」


いやこれ普通のカーディガンじゃないですか。
(は?こんなスタンダード商品にも必要なの?まじで?)


チーフ「だから何?視覚的に伝わらないとわかんないって!」


・・・わかりました。


  仕方なくカットソーでトワルを作って見せる。


こんな感じの丈でポケットはここでボタンはここです。


チーフ「で?売れるのそれ。」


そりゃ売れると思ってデザインしてますよ。


チーフ「何それ?上から目線で何言い切ってんの?わかった。君が売れるって言うからやってみようか。」


はい。。(何怒って保険かけてんの?嫌な感じ。)





【解説】
とまぁ完全にやり方が違うから戸惑いまくってますね。
S君は色んな人に相談しても大手はそれが普通と言われてしまったら
さらに戸惑いますね。

大手は基本的に責任取りたく無いから言い切らないんですよね。みんな。
役員クラスの人しか言い切る事はしないから
ポッと出のデザイナーが言い切ったりしてきたら
上から目線扱いになってしまうんですね。

よく聞く会議の内容が、

俺がこう思ってるだけだから。
私がこう思うだけだからね。



もう俺は責任取らないけどこう思うよって
言った方が楽なんじゃん?アホくさ。




結論


95%のデザイナーは、大手でも中小でも流行に乗る、と決めたらこんな感じです。
5%のデザイナーは、大手でも中小でも信念を持って行動してるでしょう。


別にパクリがダメってわけじゃないんです。
上記の流行の流れがあるように、
乗らなきゃやっていけない流れになってるだけなんです。


ただ、絶対に知らない人が多いだろうと思って書きました。


ちなみにS君はその後、馴染もうと頑張ったけど
病気になって退職して今は主夫らしいよ。怖い怖い。






まとめ


ちなみに管理人の話じゃないですよ。
暇だったんで、ただの妄想です。
こんなん書いたら日本アパレル界に消されちゃいますよ。

【このブログはフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。】

フィクションフィクション、あーフィクション。


他のフィクションじゃない話
日本で編み物をする男性が少ないたった一つの理由←おススメ!
ニットデザイナーの生々しいお金の裏話
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編み物かぎ針の挑戦:リアルあみぐるみを作る事になったきっかけ


編み物は楽しいな~^^


ではまた!!
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  1. 街中や職場や学校で、誰かが今流行の素敵な服を着ていたとして、自分も似たような服(全く同じではなくとも流行もの)がほしいなと思ったときに、著作権の問題を厳しく規制するのなら、何十倍ものお金を支払って服を買わなければならなくなる。ということなんでしょうね。著作権を厳しくすれば、他の企業では似たデザインの服が生産できなくなる。メーカー側はいろんな場所からアイデアを集める事でコストダウンし、流行ファッションを大量生産することで庶民感覚の値段で提供しているわけだから。利用者側がどっちをとるかですよね。

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