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ニットデザイナーの生々しいお金の裏話

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ニットデザイナーの生々しいお金の裏話
こんばんは!

今日は長男の遠足でした、昨夜妻と作ったお弁当を完食。小さな事ですが嬉しいですね。

平和な話から一転、ニットデザイナーの生々しいお金の話をします。

それではGO!
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ニットデザイナーの生々しいお金の裏話


ニットデザイナーの種類


一括りにアパレルのニットデザイナーと言っても色々な種類があります。
  • *社員ニットデザイナー

  • OEM/ODMニットデザイナー

  • フリーニットデザイナー


  • *社員=正社員・契約社員
    デザイナーやパタンナーなど企画職は年間契約社員がほとんど。
    ざっくりこんな感じです。

    では、一つずつ説明していきますね。




    社員ニットデザイナー


    会社に雇われているニットデザイナーです。
    通常一つのブランドの企画人員構成は、

  • チーフデザイナー

  • サブデザイナー

  • ニットデザイナー

  • パタンナー

  • と、なります。



    チーフデザイナーは絶対に存在しますが、
    サブデザイナー、ニットデザイナー、
    パタンナーは雇っていない場合もあります。
    雇うと固定費が掛かりますが、
    【*外注】を使って経費削減している会社も多いです。

    *外注(がいちゅう):外注文、の会社に文する事、パターン専門、ニット専門など色々ある。

    【*外注】の使用例
    パタンナー「チーフ!この型数だと展示会間に合いません!!」
    チーフ  「簡単なパターンは外注に出していいから。間に合わないじゃなくて、間に合わせる方法を考えなさい。」




    ニットデザイナーの給料


    雇われているニットデザイナーの給料は普通のサラリーマンと何も変わりません。
    一般的には税込み20~30万/月くらいです。
    手取りだと17万~25万/月くらいでしょう。
    プラス、ボーナスが2カ月分/年あったり、無かったりします。
    年収で言ったら300万~400万くらい。





    大手だったらもっと貰ってるんじゃないの?


    答えはNO、ほとんど変わりません。
    求人を見ても明らかに高い給料を提示しているのは数社です。




    は?それじゃあそれ以上給料上がらないの?


    会社によります。
    上限が決まってて、それ以上は上がらない会社もあれば、
    昇給の時に月+2000円などじわじわ型の会社もあります。

    いずれにしろ平社員ニットデザイナーだとそんなもんです。




    どうすれば給料上がるの?


    チーフになる事です。
    デザイナーには基本役職がありません。
    平→係長→課長→部長
    などあれば分かり易いですが、平かチーフかの2択です。

    しかし、ニットデザイナーがチーフになるには、
    ニットブランドのチーフに抜擢されるか、
    社内でニットブランドを立ち上げるかしかありません。

    普通の布帛、カットソーがメインのブランドだと
    ニットデザイナーがチーフになる事はまずありません。

    ブランドの立ち上げは会社の体力・資金力が必要になってくるので、
    どうにもならない場合もあります。




    んで、もしチーフになれたらいくらくらい貰えるの?


    これも会社によって様々ですが、
    最終的にドカンと上がります。

    ドカンと一気に上げる会社。
    平年収350万→チーフ年収600万オーバー

    実績によって変動する会社
    平年収350万→チーフ年収500万

    成功した場合
    チーフ2年目600万

    失敗した場合
    チーフ2年目400万orクビ

    知ってる範囲内だと1000万超えてる人もいます。

    などなど色々あります。怖い怖い。




    OEM/ODMニットデザイナー


    OEMってなんだ?


    Original Equipment Manufacturer
    他社ブランドの製品を 製造すること、またはその企業。

    簡単に言うと、

    ブランドのニットデザイナーが
    ニットのデザイン+仕様書を書きます。
    自社工場を持っていなければ、どこかの会社に製造を依頼することになります。

    その製造する会社がOEM企業になります。




    製造するだけならOEMニットデザイナーって何するの?


    工場への指示や、デザインの相談などをします。
    工場と直接繋がっている為、ブランドのニットデザイナーより技術的に詳しいです。
    ブランドのニットデザイナーから貰った仕様書を、工場がわかりやすく理解する為にオリジナルの仕様書に書き換えたりします。

    ブランドのニットデザイナー側から見て、
    当たり・外れのOEMデザイナーがいます。

    デザインポイントを的確に受け取って、きっちり工場用仕様書にする人もいれば、そのまま工場に流して淡々と仕事をサバく人もいます。

    【サンプル依頼の流れ】
    ブランドのニットデザイナーが仕様書を渡す

    OEM営業担当の人が受け取る

    OEMデザイナー担当の人に渡す

    工場用に仕様書を直す

    工場が仕様書受け取る、製造開始

    サンプル届く、OEMデザイナー検品する

    ブランドのニットデザイナーに送る

    サンプル到着、ブランドのニットデザイナー検品する

    順調にいけばこんな感じで進んでいきます。

    色んなブランドを担当したりするので、視野が広がります。ただ、オリジナルのデザインはあまり出来ないので注意。




    OEMニットデザイナーの給料


    給料は社員ニットデザイナーとトントンです。
    どっちが平均的に高い?と聞かれても微妙です。

    ただ、平とチーフみたいな圧倒的な差が無い分、
    平均的に給料は上がっていきます。




    ODMってなんだ?


    Original Design Manufacturing
    他社ブランドの製品を設計から請け負い、製造すること、またはその企業。

    デザイン+仕様書も製造も全部こっちでやりますよって企業です。

    ブランドにニットデザイナーがいない場合に、ニットを丸ごと依頼出来ます。



    ODMニットデザイナーの仕事


    1人のデザイナーが何ブランドか担当し、
    打ち合わせをして、テーマに沿ったデザインを提案していきます。
    写真を見せたり、製品サンプルを見せたり、デザイン画をラフで描いたり。

    デザインにOKが出たら、仕様書を書き、工場に依頼する。

    一つのブランドのニットを丸ごと受け持ったり、ニットの一部だけだったりしますが、仕事量が多いです。




    ODMニットデザイナーの給料


    給料はOEMとトントンです。
    圧倒的な差はありません。
    同じく平均的に給料は上がっていきます。




    フリーニットデザイナーの仕事


    会社に属さず、個人事業主でやっているニットデザイナーです。

    どこかの会社と契約し、
    年いくらで、このくらいの型数やってほしいって場合と、
    生産枚数×単価によって報酬が上下する場合があります。

    打ち合わせで週1~2出社して、残りは家で作業など色々自由です。

    自分が出来れば何社と契約しても良いので、
    大体数社と契約します。

    どこの工場で製造かもお任せの場合もあるので、

  • 製造工場との繋がり

  • ブランドにデザインを合わせられるセンス

  • 柔軟性

  • 体力・精神力

  • 信頼感



  • など必要な力がとても多いです。

    もちろん、どこかの会社にオリジナルデザインで売り込んでもOKです。




    フリーニットデザイナーの給料


    1社だけと契約していたら、切られたら給料無くなってしますので、
    3-4社と契約する場合が多いです。

    1社あたり年300万だとしても
    年900万~1200万になります。

    3000万以上など高額年収を狙えるのもフリーニットデザイナーの魅力ですね。

    ニットデザイナーは稼ぎたければ最終的にフリーになる人は多いです。



    デザイナー宣言


    ニットデザイナーになる前は、
    デザイナーになってみんなに自慢したい!
    とか思ってました。


    ところが会社に入って上司に聞いてみると、

    プライベートでは、
    聞かれない限りは言わない。
    名刺にもデザイナーって入れたくない。


    など隠す傾向が強いように感じました。


    なんでだろ?と思いながら
    がむしゃらに働き続けた結果。。。




    何と言う事でしょう。




    不思議とデザイナーやってますっと
    言えなくなってしまいました。

    言えないってより、
    なるべく言いたくないって感じか。



    恐らく、
    消費者側からは見えない部分。

    会社の内部事情や、
    上司のデザイナーにかける情熱とか、
    みんなでパターンの勉強会したりとか、
    自分が徹夜でヒゲだらけで仕事したりとか、
    いわゆるオシャレな雰囲気とは程遠い働き方をして、アパレルはヌルい根性じゃ出来ない、トコトン服が好きで自分を追い込める事が出来る人が集まる場所。

    簡単じゃないって事を身に染みてわかって、軽々しくデザイナーって名乗るのが恥ずかしくなったんだと思う。


    チャラ男「俺アパレルデザイナーなんだ」ドヤァ
    ギャル 「えーマジカッコイー♡奢ってー♡」
    チャラ男「いいよ!行きつけのイタリアンでも行こうか!(ククッギャルはちょろいな)」


    なーんて会話が聞こえてきても、
    チーフかフリーじゃない限り、給料は普通のサラリーマンと同じです。
    そして本気でやってる人は軽々しく口にしない。
    女を落とす道具に使ってる狼には気を付けましょう。




    まとめ


    いかがでしたか?
    毎回アパレル関係の記事を書いている時は、

    これ見て面白いと思う人いるんだろうか?
    う~んとりあえず書いたし公開してみよう。
    針休めくらいにはなるだろう。

    と思ってます^^;

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    ではまた!!
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